小沢氏の国会招致を
TBS系番組 小池氏、与党に迫る


2010年2月7日(日)「しんぶん赤旗」より転載

 日本共産党の小池晃政策委員長は6日、TBS系番組「みのもんたのサタデーずばッと」に出席しました。民主党の小沢一郎幹事長の現・元秘書3人が、土地購入事件で政治資金規正法違反(虚偽記載)で起訴された問題をめぐって各党出席者と討論し、疑惑の幕引きをはかる政府・与党の姿勢を批判しました。

 民主党の川内博史衆院議員は、「お騒がせして申し訳ない気持ちだ」と述べる一方、小沢氏本人は不起訴になったことで「潔白だ」と主張。これに対し、小池氏は「潔白ではない。秘書は虚偽記載を認めており、それは小沢氏の資金管理団体の報告書だ。刑事訴追はなくても政治的道義的責任は重大だ」と反論。小沢事務所の「天の声」で東北地方の公共事業の受注先が決まっていたことや、小沢氏の4億円の土地購入原資が受注したゼネコンからの裏金と指摘されることについて、「小沢氏は国会で野党の質問に答え、きちんと説明すべきだ」と証人喚問も含めた国会招致に民主党が応じるように求めました。

 民主党と連立を組む社民党の福島瑞穂党首が「(小沢氏は)政治姿勢の問題として説明を尽くすべきだ」と述べたのに対し、小池氏は「福島さんも国会招致を求めるべきだ」と繰り返しましたが、態度を明らかにしませんでした。

 番組ではまた、政府が外交機密費(報償費)の一部を首相官邸に「上納」していたことを認めながら、岡田克也外相が財政法違反を認めず、自民党政権時代の事実関係の調査もしないと表明したことが話題になりました。小池氏は「これは財政法違反だ。政府は(「上納」があったと)認めた以上、自民党政権時代のことも徹底的に調査するべきだ」と述べました。

 小池氏はまた、「現政権も毎月6000万円もの官房機密費を使っている。機密費をいったい何に使っているのか公表すべきだ」と主張しました。