日本共産党の小池晃政策委員長は１９日のＴＢＳ系番組「みのもんたの朝ズバッ！」に出演し、民主党の小沢一郎幹事長の土地取引やヤミ献金がらみの疑惑について発言しました。
民主党の森裕子参院議員は、捜査情報のリーク（漏えい）など「検察の暴走」だと非難し、小沢氏の秘書にヤミ献金を渡したとの水谷建設関係者の証言は「あやふやな情報だ」と発言。これに対し、自民党の山本一太参院議員は「小沢幹事長自身が一連のお金の流れをちゃんと説明していないのが一番の問題だ」と述べました。
小池氏は、「自民党が与党のときも、こういう問題はまともに説明しなかった」と指摘した上で、「政権が代わって、国民が『政治が変わった』と一番思えるのは、こういう問題を包み隠さずしっかり説明をすることだ。それをやらずに検察批判をしても国民の理解はえられない」と述べ、小沢氏ら民主党の姿勢を批判しました。
その上で小池氏は「『しんぶん赤旗』も、水谷建設関係者から、２００４年には石川知裕秘書（現衆院議員）、０５年には大久保隆規秘書に、全日空ホテルで５０００万円ずつ紙袋に入れて渡したとの証言を確認している。こうした疑惑の解明が必要だ｣と強調しました｡
国民新党の下地幹郎政調会長が「小沢氏と検察とのたたかいになっている。全部を説明して裁判で勝てるかという問題もある」などと発言。小池氏は､｢検察とたたかっているから説明できないというが、小沢氏は単なる一個人ではなくて、政権与党の幹事長だ。説明責任を果たす責任がある」と指摘しました。
さらに小池氏は､｢民主党は企業・団体献金禁止をマニフェストで公約したが、今度の国会では法案は出さないという。いったいどうなっているのか」と述べ､企業･団体献金の禁止や政党助成金の撤廃に背を向ける民主党の姿勢を批判しました。
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