政治主導なら議員立法を
小池政策委員長が主張
民放番組


2009年11月10日(火)「しんぶん赤旗」より転載

 日本共産党の小池晃政策委員長は8日のフジテレビ系「新報道2001」に出席。番組では、小池氏の参院議員としての活動が"密着映像"で詳しく紹介されました。

 民主党が議員立法を禁止しようとしていることについて小池氏は「民主党内部のルールといいながら、国会全体に影響が出る。今、議員連盟などに出ると民主党の議員は困っている。民主党の方針がよくわからないと率直に言う。これはおかしい。薬害肝炎対策など国民にとっていい法律を与野党の壁を超えて議員立法でまとめ上げていくのは、国会でやってきた仕事だ。政治主導というなら、議員立法で法律をどんどんつくっていくべきだ」と語りました。

 この後、鳩山由紀夫首相の通信簿と題して「政治主導と脱官僚の実行」などが議論になり、小池氏は「官僚答弁を禁止するというが、今回の国会で、別に法律を変えなくても大臣が答えるという姿勢を内閣がとればできることが証明された。逆に法律で禁止すれば行政のチェックができなくなってしまう」と問題点を指摘しました。

 また新政権が「政治主導」になっているかどうかが問われ、小池氏は「日本郵政の社長に『渡り鳥』の典型のような元大蔵事務次官の斎藤次郎氏を起用した。後期高齢者医療制度の廃止も厚生労働省から2年間かかりますと言われたら、先送り。政治主導ではなく、本当に官僚にいうべきことをいっていないのではないか」と指摘しました。



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