2009年4月5日(日)「しんぶん赤旗」より転載
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小池晃議員は二日の参院厚生労働委員会で、介護保険サービスの利用限度額を引き上げるよう求めました。
介護保険制度では、利用できるサービスの限度額が要介護度ごとに決まっています。限度内なら利用料は費用の一割ですが、限度額を超えた分は全額自己負担になります。
四月から事業所に支払われる報酬が3%アップされ、費用が増えた分、利用料が値上げになりました。これにあわせて、限度額も引き上げるよう求める声が相次いでいます。
小池氏は、「在宅の単身者や重度の方、認知症の方など、利用限度額いっぱいまでサービスを使っている方は少なくない。こういった方は、介護報酬アップで利用料が上がった分だけ受けられるサービスが減ってしまう」と指摘しました。
舛添要一厚労相は「限度額の引き上げには賛否両論あり、検討課題としたい」と答弁しました。小池氏は、「反対する人はあまりいないと思うので、ぜひ実現してほしい」と主張しました。