2010年6月13日(日)「しんぶん赤旗」より転載
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東京都の日本共産党北地区委員会は12日、北区の岸町ふれあい館で小池晃参院議員と語る「医療と介護を考えるつどい」を開きました。医師や歯科医師、ホームヘルパー、ケアマネジャーなど医療・介護・福祉関係者ら200人を超える人が参加しました。
曽根はじめ前都議が主催者あいさつ。小池氏は、後期高齢者医療制度の即時廃止や医療費窓口負担引き下げ、国保料引き下げ、診療報酬の抜本的引き上げの課題を語り、介護では、特別養護老人ホームの増設問題、要介護認定のあり方などの提案を行いました。
会場からは、東京都滝野川歯科医師会副会長の山野井修さんが「寝たきりの人を訪問して入れ歯の治療もします。生活の様子から今の貧困の状況も見えてきます」と発言しました。北区ケアマネジャーの会副会長の橋本裕子さんは「介護保険はこのままでいいのか。利用者のために何が必要かと研修もしたりして頑張っています」と語りました。
ホームヘルパーなどでつくる東京北部地域ケアユニオン委員長の矢野原千恵子さんは「労働条件は劣悪だが、利用者にうれしい顔されるのが大好きで頑張っています。小池さんには、より良い介護の実現をめざしてほしい」と発言。王子生協病院総看護師長の油座よしやさんは「看護師が足りないなか、都立の看護学校の廃止はおかしい」と語りました。
車いすで参加した要介護4の男性や両親をグループホームに入所させている女性らが次つぎに深刻な実態を訴えます。一つひとつの要望に答えた小池さんは「立場の違いを超えてより良い医療・介護をつくりあげましょう。私も全力で頑張ります」と呼びかけました。