2010年6月2日(水)「しんぶん赤旗」より転載
障害者自立支援法の「延命」につながる同法「改定」案が1日、参院厚生労働委員会で民主、自民、公明の賛成で可決されたことを受け、審議を傍聴した障害者や関係団体の人たちは同日、国会前で抗議集会を開きました。
自立支援法違憲埼玉訴訟原告の下地和代さん(62)は「10分足らずの討論で私たちの声も聞かずに決められてくやしい」と話しました。
各地の訴訟原告らが「民主党に裏切られた」「これからも運動を続けていかないといけないことが分かった」「決定のプロセスがおかしい。幅広い共同運動をすすめる」など決意を語りました。
日本共産党の小池晃参院議員が駆け付け、「自立支援法『存続』の立場の自民・公明と、『廃止』の立場の民主が共同し短期間で成立させようとしている。党利党略だ。撤回をめざし力を合わせよう」と訴えました。
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