2010年5月8日(土)「しんぶん赤旗」より転載
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日本共産党の小池晃政策委員長は7日、国会内で記者会見し、同日の鳩山由紀夫首相と鹿児島県・徳之島3町長との会談について、「島民人口に匹敵する2万5800人分の沖縄・米軍普天間基地移設反対署名と3町長の断固反対という明確な意思が示された。鳩山政権の『移設先』探しは、沖縄での4月25日の県民大会に続いて、まさに完全に破たんした」と強調しました。
小池氏は、伊仙町の大久保明町長が、基地の「たらい回し」ではなくて削減を提起したことにふれながら「まさにその思いは無条件撤去だ。私たちは、その島民の思いに応えて、『移設先』探しという破たんの道ではなく基地の無条件撤去にむけてともにたたかっていきたい」と表明。国会の論戦でも無条件撤去を正面から迫っていく決意を述べました。
記者団から「(3町長との会談で)総理は住民の意思が変わるよう努力するといったが」と問われた小池氏は、「住民の思い・決意に対する認識があまりにも浅い。伊仙町長も『われわれの決意が変わることはない』とはっきり語った。その思いがわからないのであれば、日本の総理としての資格がないといわなければならない」と指摘しました。