2010年4月22日(木)「しんぶん赤旗」より転載
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江戸川スーパー堤防の撤回・見直しを求め、東京都江戸川区の住民でつくる「スーパー堤防問題を考える協議会」(堀達雄座長)は21日、国会要請行動を行いました。協議会代表10人が、日本共産党、民主党などの議員を訪ね4259人の請願署名を届けました。
スーパー堤防は、堤防の幅を高さの約30倍に広げ、上部を道路や宅地として開発するもの。国土交通省は6河川872・6キロメートルを整備する計画ですが完成まで400年、12兆円かかるといわれるムダな公共事業です。日本共産党の小池晃参院議員の質問に前原誠司国交相は「見直し」を表明しています。
協議会の北小岩地域の戸口素男運営委員長、北小岩18班地域の森須蘭会長代理、篠崎公園地区の岩田米夫事務局長らは、小池議員と懇談。「区画整理の先行買収が進み、立ち退いた家の取り壊しが始まっている」「区は、来年にも国交省と工事協定を結ぼうとしている。国交省に住民との合意ができていないから、協定を結ばないよう力添えを」などと訴えました。
小池氏は「みなさんの勇気ある行動で声を上げてきたことが、国交相が見直しを表明するところまで政治を動かし始めています。この問題を参院選の争点にしていくことが大事です。完全に撤回というところまで頑張りたい」と応じました。
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