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労働問題

派遣法改定案
問題点まだ山積み
「事前面接解禁」削除受け
小池氏が会見


2010年3月18日(木)「しんぶん赤旗」より転載
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(写真)記者会見する小池晃政策委員長=17日、国会内

 日本共産党の小池晃政策委員長は17日、国会内で記者会見し、政府と与党3党が同日、労働者派遣法改定案から「事前面接」を解禁する改悪部分を削除することに合意したことについて、それ以外にも同法案の問題点は「山のようにある」と指摘し、日本共産党が3日発表した「修正提案」の立場で、引き続き法案の修正を求めていく決意を表明しました。

 小池氏は、同改定案には、「事前面接」の解禁という改悪部分以外にも、「常用型派遣」という例外を用いて製造業派遣の禁止に大きな穴を開けている問題や、登録型派遣の禁止でも、専門26業務を例外として「抜け道」をつくるなどの大問題があると指摘。また、その施行を3年後、5年後に先送りしていることも批判しました。

 その上で、「『事前面接解禁』という改悪の一部を削除したことだけでは、この(改悪全体の)問題は解決しない」と発言しました。政府が労働政策審議会での公労使3者による合意を盾に、「絶対に動かせない」といってきたことに触れ、「『事前面接』問題でそれを動かせたのだから、その他の問題点も修正し、派遣労働者の権利を守り、正社員にしていく道を開くための抜本的な法改正に踏み出すべきだ」と主張しました。



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