2010年2月25日(木)「しんぶん赤旗」より転載
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日本共産党の小池晃政策委員長は24日、国会内で記者会見し、東京高裁が同日、昨年8月の衆院選小選挙区の定数配分を違憲だとする全国で3例目の判決を出したことについて問われ、「1票の格差は民主主義の根幹にかかわる問題だ。この間、同様の判決が続いており、国会としてしっかり受け止め、是正を図るべきだ」と表明しました。
小池氏は、今回の違憲判決は衆院の小選挙区制の問題だと強調。「われわれは民意を反映する比例代表制にするべきだと以前から主張してきた。ぜひそういう方向で見直しをやるべきだ」と重ねて主張しました。
その上で、衆院比例代表定数の削減を総選挙マニフェスト(政権公約)に掲げた民主党の問題に言及。「まさに1票の格差の是正に逆行する比例代表定数削減の動きには、われわれは厳しく反対し、この点で一致する人たちと力を合わせてがんばっていきたい」と力説しました。