「しんぶん赤旗」2010年1月4日(月)より転載
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日本共産党の小池晃政策委員長・参院議員は3日、田村智子参院比例予定候補、吉田信夫、大山とも子両都議とともに、東京都の「公設派遣村」(渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センター)を訪れ、国・都の担当者や入所者から実情を聞き取りました。
小池氏らは入所者と懇談。入所者は都の相談への不満や、行き先など見通しが全くないことへの不安を口々に語りました。ある男性(40)は「相談に行っても同じことしか言われない」と話し、12月28日に入所した男性(47)は「生活相談を行うと聞いたが、入所時に状況を聞かれただけで生活相談とは思えない。ここに来て『安心しろ』と言われたり4日で終わりと言われたり、光が見えたと思えば雲が差す状態だ」と訴えました。
小池氏らが都の担当者に、入所者全員の行き場を4日以降も確保するよう求めたのに対し、都は「寝る所がないことがないよう、一定期間は確保する」と答えました。都が同日午後、「個々人に4日以降の行き先を説明する」として入所者の外出を禁止したことについて、小池氏らは「入所者の人権にかかわる」と抗議し、外出禁止の解除を要求。都は館内放送で外出禁止の解除を通知しました。
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