2009年8月7日(金)「しんぶん赤旗」より
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反貧困ネットワークの宇都宮健児代表らは6日、各党要請のトップに日本共産党の国会議員団を訪問し、同ネットに参加する諸団体の要求をまとめた総選挙向けマニフェスト「今こそ貧困問題の抜本的対策を掲げる時!」の実現を要請しました。小池晃・大門実紀史両参院議員が応対し、懇談しました。
同ネットのメンバーは、「親が『派遣切り』され高校中退に追い込まれる子どもたちがいる。一刻も早く高校教育の無償化を」「労働者派遣法の改正を後退させないで」「若い人の自殺が増えている。社会保障に穴があきすぎた」など、口々に切実な要望を語りました。
同ネットの湯浅誠事務局長は、「貧困率を測定して貧困の削減目標を立て、包括的な貧困対策をとることを求めている。共産党は以前から『貧困をなくせ』と(貧困問題に)注目してくれている。(新しい政権に対しても)強く要求してほしい」と求めました。
「みなさんの運動が政治を動かす大きな力になってきた」と述べた小池氏は、同ネットのマニフェストに賛同し、実現のために力を尽くすと語りました。「政治は戦争と貧乏をなくすためにある。貧困率の測定はすべての政策の基本だ。こういうことをちゃんとやる政治にしていきましょう」と述べ、「よろしくお願いします」と応じた湯浅氏とがっちり握手しました。
大門氏は「派遣法の改正に踏み切れない自公の政権は終わらせることが大事だ。(現在の)野党の中でも、あと一歩の詰めができないところが出てきている。日本共産党は徹底的に推進する役割を果たす」と表明しました。
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