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日本共産党参議院議員・医師 小池晃 アーカイブ[〜2008]

9月9日(木)
広東省広州へ。
ここにはまた違う中国の姿がありました

 鄭州から中国南方航空で、広東省の広州へ。広州の白雲国際空港は 9 月 5 日にオープンしたばかりの巨大な新空港です。沿海部の経済発展の象徴に圧倒されながら、市内へはいると、高架の高速道路から見下ろす町にはびっしりと大小の建物が密集し、「食は広州にあり」の通り、いたるところにレストランの看板が目立ちます。

広東省党委員会にて

 宿舎の「白天鵝賓館」は、中国三大河川のひとつ「珠江」と、広州の「租界」に囲まれた場所にありました。広州の租界は、1861 年に英仏によってつくられ、その後日本が奪ったものです。ヨーロッパ風の建物が並ぶ一角は、以前訪問したベトナムのホーチミンシティを思わせました。

 ここでは、広東省党委員会を訪問。広東省の党副書記である劉玉浦氏らと会談しました。広東省の GDP は全中国の 1 割、税収は 7 分の 1 、貿易額は 3 分の 1 を占めるそうです。「しかし広東省の中でもいわゆる『珠江デルタ地域』は経済水準が高いが、その他の地域との格差が大きい」と劉氏は課題を語ります。河南省とは異なる発展段階にある広東省の抱える難しい課題を垣間見る思いでした。

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人口「1億人」の省。河南省の省都・鄭州へ 6日間の日中交流の旅を終えて、広州から帰国
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