世直しドクター奮戦記
世直しドクター奮戦記/参院東京選挙区小池晃さん/外環道インター建設問題/「民主党の街壊し止めて」

 「小池さん、民主党のまち壊しを止めて」。民主党政権が進める東京外環道青梅インター建設予定地の練馬区上石神井地域で5月29日に開かれた対話集会で町会役員、地元住民が口々に訴えました。日本共産党の小池晃政策委員長・参院東京選挙区候補は願いを受けとめ、全力でたたかうことを誓いました。

計画先にありき

 「まちづくりといいながら、まち壊しをやろうとしている。住民を踏みにじる行為だ」。集会に参加した元関町一丁目町会の須山直哉会長はインター建設を鋭く批判しました。上石神井地域では最大410棟が立ち退きを迫られ約130棟立ち退きの元関町一丁目町会は分断の危機です。

 須山会長は建設で10カ所以上の生活道路が断たれ、買い物や郵便局に行けなくなるという高齢者の声を紹介。「住民は絶対反対と言っているのに計画先にありきで進められる。建設に伴う調査を町内で拒否しているがいつやられるかわからない。本当に困っている」

 うなずきながら聞いた小池さんは「みなさんの運動が外環道建設のひどさを浮き彫りにし、たたかいの展望を開いている」と町会の一致団結した運動に敬意を表しました。

「裏切られた」

 「コンクリートから人へ」という公約を信じ民主党を支持してきた住民から「裏切られた」という思いも語られました。須山会長は2007年区長選でインター建設中止を掲げた民主党推薦候補(落選)の応援演説をしただけに、町会に失望と怒りが広がっています。

 小池さんは民主党政権が高速道路割引財源流用で外環道建設を進め都議会民主党もインター白紙撤回を求める元関町一丁目町会の陳情に反対し委員会で不採択にしたと報告しました。反対運動にかかわってきた男性は「自公政権下で私たちの集会を民主党国会議員が応援した。ところが与党になったら外環道をつくるという。政権交代などしなければよかった」とのべました。

 小池さんは民主党政権の公約違反をあげ「こんな政治はダメだと厳しい審判を選挙で下してこそ、政治を前に進めることができる。一番よく効く薬は共産党が伸びること」と訴えました。

 集会後、須山会長は「小池さんと話せて、とても有意義な集会だった。陳情に反対した政党は許せない」と話していました。

(2010年06月02日・しんぶん赤旗)

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