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後期医療 廃止しかない
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「これは大臣が作ったものですね」。小池氏は「七十五歳専用バス」のイラストが描かれたパネル(図)を示し、舛添要一厚生労働相にたずねました。このイラストは政府の検討会に提出されたもの。「行き先はうば捨て山かな」「早く死ねというのか」と不安げに語る高齢者の姿が描かれています。
舛添厚労相は「高齢者の不満を率直に書いた」と自ら作ったことを認めましたが、制度の存続には固執する姿勢に終始。小池氏が「制度の本質的な問題を認めながら、どうしてこのバスをただちに止めないのか」と重ねて迫ると、麻生太郎首相は「制度の良い面もある」と開き直りました。
小池氏は「このイラストには、良い面など一つも書いていない」と反論。国民をあざむく説明はすべきでないと批判しました。
小池氏は「保険料負担が減った人が七割いる」という政府の言い分にも根拠がないことを具体的に示し、「負担が減るかのような宣伝はやめるべきだ」と強調しました。
また、首相が代表質問で「(年金天引きは)高齢者の心情にそぐわない」と述べながら、天引きは着々と進めるやり方を厳しく批判しました。
しかし、首相は「問題の多い従来の制度に戻すのはいかがなものか」と、廃止に背を向け続けました。小池氏は「従来の制度で困るという国民の声はない」と指摘。「内需も冷え込ませる社会保障の切り捨て、国民負担増は転換する必要がある。その第一歩として、後期高齢者医療制度は廃止すべきだ」と強調しました。
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