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道路財源
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福田康夫首相は二十八日の参院予算委員会で、二〇〇九年度に道路特定財源を廃止するとした新提案について、「全額一般財源化するということか」と問われ、「そのつもりで発表している」と明言しました。日本共産党の小池晃議員への答弁です。
小池氏は、道路特定財源を維持する根拠として、十年間で五十九兆円を注ぎ込む道路中期計画が立てられてきたことを指摘。福田首相が新提案で、五年間に短縮すると表明したことに対し、「一般財源化するのであれば、道路中期計画は当然、白紙撤回すべきではないか」とただしました。
福田首相は、「五年間の新たな整備計画を作成する」と繰り返し、計画に固執しました。
小池氏は、「“総額先にありき”の仕組みを変えなければ、従来どおり際限ない道路をつくりつづけることになる」とのべ、首相の矛盾した言動を批判。首相が一般財源化をいいながら、道路特定財源を十年間維持する関連法案の年度内成立を求めていることについて、「論理的に破たんしている」と追及しました。
福田首相は「(国民、地方財政に)混乱をおこさないため、法案を期限内にあげてもらう」と開き直りました。
小池氏は、「道路中期計画の枠組みをそのままに、ムダな道路建設を続けようとするから財源が足りなくなる。やめれば、財源問題も解決する」と主張。「道路特定財源を廃止するなら、中期計画も、課税根拠がなくなる(ガソリン税などの)暫定税率も廃止するのが当然だ。法案を撤回し、ただちに一般財源化すべきだ」と重ねて要求しました。
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