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04年参院選 比例候補 挑む草の根励ます鋭い論戦「しんぶん赤旗」2003年12月13日(土)より転載
顔は丸いが論戦は鋭い−−。一期目ながら小渕、森、小泉の三代の首相との「直接対決」は二十三回も。昨年、健康保険の自己負担を三割に引き上げる医療改悪に反対するたたかいでは、厚生労働副大臣の「入試口利き」を暴いて辞任させ、法案採決を土壇場まで追い込みました。 「日本共産党の国会活動は草の根に支えられています。私も、草の根のたたかいを励ます追及をしたい」 年金質問「感激」その言葉どおりの論戦が十一月の年金改悪問題での質問でした。厚労省案は保険料を一・五倍に引き上げ、給付を最大で二カ月分も削減。一方で年金積立金の株式運用で六兆円もの損失を出し、大銀行に約百八十億円も手数料を払っていることを明らかにしたのです。 翌日、党支部から「質問をビラ(三千枚)にしました」というファクス。「小池質問に感激!」というメールには「目線をキッチリ私たちの背丈に落として追及する姿に、強い覇気を感じた」。 「総選挙で議席が後退し、日本共産党の議席の重みを国民に理解していただける元気な活動をしたい」とがんばっただけに、この反応はうれしい。 消化器内科の医師です。「内視鏡の扱いは慣れたもの。だから、政治家の腹を探るのも得意」と笑わせます。活動の原動力は自公政治への「怒り」です。入院を断る患者を診て、「国会の“病気”こそ治さなければ国民の命は守れない」と議員に。 「大銀行には何兆円も注ぎ込む。それに比べてわずかな予算を求めて車いすに乗ってくる障害者や難病患者の陳情を冷たくあしらう。そんな政府の理不尽さは許せない」 子のため平和を小学生のとき見た、ベトナム戦争の写真が忘れられません。下半身を吹き飛ばされたベトナム人の死体を手に持つ米兵。ご飯がのどを通らず一晩中眠れませんでした。高校三年のとき、有事立法の動きが強まり、「平和のために何かしたい」と真剣に考え、日本民主青年同盟に入りました。 一昨年、米軍のアフガン空爆からパキスタンに逃れた難民を現地調査しました。帰国後、各地を回り救援を訴え、米軍への自衛隊支援の中止を政府に迫りました。 この七日、待望の第一子が誕生。「子どものためにも平和な世界を築きたい」 【おもな経歴】1960年、東京都生まれ。東北大卒。全日本民医連理事。参院1期。現在、党参院国対委員長代理。東京・代々木病院に勤務。著書に『これからどうする介護と医療』。家族は妻と長男。 【活動地域】東京都、南関東(千葉、神奈川、山梨の各県) 記事・海老名広信記者 写真・片桐 資喜記者 |
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