これ、こういうふうに社会保険料をどんどん、一番今負担重くなっているのは社会保険料ですからね。それが年金に反映されなかったら、私は年金暮らしの方の生活は維持できないと思いますよ。現役世代とのバランスと言うけど、現役世代だっていいことないわけじゃないですか。現役世代にも負担増を押し付け、年金暮らしの人にも負担増を押し付けているというのが今のやり方ですから、私はそういう議論は成り立たないというふうに思うんです。
しかも、今日議論できませんが、マクロ経済スライドというのを導入しましたから、たとえこれで物価指数が上昇したとしてもそれが反映されないという仕組みに今なっているわけで、私は公的年金が年金暮らしの方の生活を維持する役割を今果たせていないというふうに思うんです。
しかも、この上、この四月から後期高齢者医療制度で保険料が天引きをされるということになる。介護保険料に加えて医療保険料の天引きであります。これは、六十五歳以上の国民健康保険の加入者の方も同時に併せて、便乗ですが、天引きをしようとしている。しかも、わずか一万五千円の年金からの天引きなんですね。高齢者にも資産があるなどと言いますが、高齢者世帯の六割が年金収入のみです。総理、聞いていてくださいね。しかも、年間所得百万円未満では八割が年金のみで暮らしているんです。総理、税金には非課税措置というのがあるんですが、今度の後期高齢者も含めて全員払わなきゃいけないんですね。しかも、これがわずか月一万五千円の年金まで介護に加えて医療も天引き。
私は、憲法で、健康で文化的な最低限度の生活というのは保障しているわけです、憲法二十五条、これに違反するのではないかと思いますが、総理、いかがですか。