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労働時間客観的に
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日本共産党の小池晃議員は九日の参院厚生労働委員会で、国立病院での違法なサービス残業問題を取り上げ、タイムレコーダーの導入など客観的な手段で労働時間を管理するよう求めました。
小池氏は、労働組合の調査では、始業前六十分の出勤者が44%、帰りも九十分以上の超勤が50%以上なのに、超勤申請は18%にすぎないと指摘。独立行政法人化で労働基準法の適用事業所となった国立病院機構では、二〇〇七年度に二十病院が労基署の臨検を受けていることもあげ、「(国立病院など)ナショナルセンターがこのまま独法化すれば、労基法違反が続出することになる」と強調しました。
厚労省の外口崇医政局長は、「十一病院が勤務時間管理を指導された」と認めながら、タイムレコーダーの導入については「機械的に出退勤を記録するだけで、正確な労働時間の把握ができない」などと強弁しました。
小池氏は、「タイムレコーダーが一番正確だ」と反論したうえで、「サービス残業を取り締まる厚労省の管轄している国立病院が、労基署から指導される。恥ずかしいことだ」と批判しました。
舛添厚労相は、「なるべく早くそういう事態がないようにしていきたい」とし、タイムレコーダー導入についても「検討したい」と述べました。
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