|
アフガン空爆米艦に給油
|
|
石破防衛相は、イオウジマの艦載機が昨年九月二十一日までに、アフガニスタンで百三十六回の攻撃飛行を遂行したことも認めました。
小池氏は、「対テロ報復戦争」の六年間が示したものは、「戦争でテロはなくならない」ということであり、こうした米軍主導のアフガン空爆などを支援しているのが、自衛隊の給油活動だと強調しました。
そのうえで、昨年九月のイオウジマだけでなく、今年二月にも海自の補給艦「とわだ」が、二百回以上の攻撃飛行を繰り返したアイゼンハワー空母打撃群のミサイル巡洋艦アンツィオに給油している事実を、米軍ホームページの写真を示して告発しました。これについて石破防衛相は「アメリカからも資料を取り寄せ、検証する作業を進めている」と答弁しました。
政府は、今後の給油支援について、テロリストなどの移動を防ぐための「海上阻止活動」に限定すると弁明しています。
小池氏は、イオウジマ遠征打撃群の例を示し、米軍がこの地域で、アフガン作戦、イラク作戦、海上阻止活動を含む海洋安全作戦の三つを一体として実施していると指摘(パネル参照)。「『日本は海上阻止活動だけ給油する』というが、できるわけがない。現実に行うことになるのは、空爆(支援)であり、憎しみと怒りから新たなテロをうむ行動だ」と追及しました。
高村外相は「新法は海上阻止活動に給油することに限る」と述べましたが、米軍が三つの活動を一体として行っている実態について反論できませんでした。福田康夫首相は「見解の相違」「いくら議論したって、賛成とは言わないんでしょ」と居直りました。
小池氏は「憲法九条を持つ国が、アフガン空爆への支援を続けることは許されない」と批判。自衛隊の撤退とともに、アフガン国民の立場に立った人道支援への切り替えを要求しました。
|
■関連キーワード(「しんぶん赤旗」掲載)
リンクはご自由にどうぞ。各ページに掲載の画像及び記事の無断転載を禁じます。 © 2001-2010 Japanese
Communist Party, Akira Koike, all rights reserved. |