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厚労相「全員に記録送付」
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全受給者・加入者への速やかな履歴送付は、日本共産党が早くから主張してきたものです。「消えた年金」問題解決の「五つの緊急対策」の第一の柱に掲げ、十九日には志位和夫委員長が安倍首相に申し入れ、小池議員らが国会質問などで再三主張してきました。
この日の委員会で小池氏は、自民党の中川秀直幹事長も同趣旨の発言をしたことを紹介し、「直ちにすべての受給者、加入者に納付記録を送り、国民の不安にこたえるべきだ。『ねんきん定期便』でなく『臨時便』を実施すべきだ」と迫りました。
柳沢氏は「突合と履歴を呼び出すプログラミングにそんなに時差があるわけではない」と答弁。
小池氏が「可及的速やかにやるということか」とただすと、柳沢氏は「基本的にその通りに考えている」と答えました。
日本共産党の志位和夫委員長は二十八日、国会内で記者会見し、日本共産党が提案してきた、すべての年金受給者・加入者への年金履歴の送付を、政府・与党が行う方針を明言したことについて、「わが党の提案が最も合理的で、建設的であることを、与党と政府が認めるところまできたことは、たいへん重要な進展だ」と述べました。そのうえで「いつやるかが問題だ。できるだけ速やかに、ただちに行うことを求めていきたい」と強調しました。
志位氏は、日本共産党が、政府が現在把握している年金納付記録を、一億人の加入者・受給者に直ちに通知することを、最も急がれる対策として繰り返し提案してきたことを指摘しました。
そして、この間の重要な動きとして、自民党の中川秀直幹事長が政府・与党協議会の席上、全加入者・受給者への記録送付が国民の不安・不信の除去に「最も効果的だ」と発言したこと、二十八日の参院厚労委で、柳沢厚労相が小池晃参院議員に対し、履歴の送付を、いわゆる突き合わせ作業と並行して行うと答弁したことをあげました。
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