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難病患者9万人の医療
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政府は二疾患の患者数が、難病の希少性の要件とされる「おおむね五万人未満」を超えていることを理由に補助を打ち切ろうとしています。小池氏は「五万人未満を希少性の基準にする根拠は何か」と追及。厚生労働省の外口健康局長は、「オーファンドラック(希少疾病用医薬品の指定制度)を参考にして決めている」と繰り返すだけでした。小池氏は「オーファンドラックと難病とは何の関係もない」と指摘、「科学的根拠のないことで切り捨てようとしている」として政府を批判しました。
小池氏は数万人の患者に影響を与える問題について、健康局長の私的諮問機関にすぎない「特定疾病対策懇談会」の議論で決めることは許されないと主張しました。
また患者の推定失業率はパーキンソン病が54%、かいよう性大腸炎は23%にのぼるなど困難な生活状況に置かれていることをあげ、「難病の医療費助成制度がどれだけの救いになっているか」として、切り捨て方針の撤回を求めました。
柳沢厚生労働大臣は、「対象の見直しは必要」とのべ、改悪方針を撤回しませんでした。
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