|
医療改悪法案を強行
|
|
同法案は小泉内閣が重要法案の一つと位置づけていたもの。
十二日、北海道千歳市で行われた地方公聴会では与党推薦の公述人からも「療養病床の削減は地域の医療を崩壊させる」と異論が噴出したばかり。野党は「問題点はたくさんある」として徹底審議を要求。日本共産党の小池晃議員は理事会で「会期内で審議が尽くせないのだから、当然廃案にすべき」だと採決に反対しました。
採決が予想されるなか、委員会室の傍聴席は朝からぎっしり。自民、公明は賛成多数で質疑を打ち切ったうえで、採決を強行しました。
採決に先立つ反対討論で小池議員は、与党理事からも「法案には欠点がある」との声が出る中で、「多数で押し切るやり方は、議会制民主主義の自殺行為であり、国会の責任放棄以外の何ものでもない」と怒りを込めて批判。「日本の医療を世界一の水準に作りあげてきたのは、患者、医療従事者、国民だ。その努力をぶち壊そうとしているのが改悪法案であり、このままでは子や孫にボロボロになった医療保険制度を引き継ぐことになってしまう」と主張しました。そして「すべての国民は貧富にかかわりなく医療を受ける権利を持っている。この立場から日本の医療を立て直すことこそ、今強く求められている」と訴えました。
リンクはご自由にどうぞ。各ページに掲載の画像及び記事の無断転載を禁じます。 © 2001-2010 Japanese
Communist Party, Akira Koike, all rights reserved. |