自立支援医療 4月からの窓口支払い
自己負担限度分だけ
小池議員に厚労省答弁
四月からの障害者「自立支援」法実施に伴う高額医療費について、厚生労働省は医療保険の自己負担限度額を超える窓口の立て替え払いをなくすことを明らかにしました。三十日の参院厚生労働委員会での日本共産党の小池晃議員の質問への答弁。
障害者の更生医療はこれまで所得に応じた負担でしたが、四月から一割負担の「自立支援医療」となります。自己負担分が高額療養費限度額を超えた場合、いったん超過分も窓口で払い、後から返されることになっていました。そのため心臓病で二十日間入院して三百万円の医療費がかかった場合に九十万円以上の窓口払いが生じるなど、大きな負担が問題となっていました。
小池氏は昨年十月の同委員会で、「窓口の一時負担をなくすべきだ」と求めており、厚労省は検討を約束していました。
一般の高額療養費の立て替え払いについて、すでに川崎二郎厚労相は来年四月からなくすことを表明していましたが、「自立支援医療」では一年前倒しで実施するものです。
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