単独ワクチンも公費
はしか・風疹
小池議員に厚労相
川崎二郎厚生労働相は二十八日、はしか(麻疹=ましん)と風疹(ふうしん)の単独ワクチン接種の公費負担を今後も続けることを明らかにしました。参院厚生労働委員会で、日本共産党の小池晃議員の質問に答えたものです。
はしかと風疹の予防接種は、四月から混合ワクチン(MRワクチン)接種に変わります。混合ワクチンは一回目を一歳から二歳の間、二回目を小学校入学前の一年間に接種することになります。それに伴い、すでにどちらかのワクチンを接種した子どもや、どちらかの病気にかかった子どもは法に基づかない「任意接種」(自己負担)となるため、「国として公費負担を続けてほしい」との強い要求があがっていました。
小池氏は昨年十二月、政府に質問主意書を提出し、単独ワクチン接種についても「法に基づく定期の予防接種と同様の措置をとるべき」だと求めていました。川崎厚労相はこの日の委員会で、「(公費負担が)可能になる方向で準備を進めている」とのべ、省令改正などを検討していることを明らかにしました。
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