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国立大病院の新卒看護師
年内退職が倍化
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看護師不足が問題になっている医療機関で、新卒採用者の早期離職が増加しています。とくに一年以内に退職するケースが目立っています。
この問題を取り上げた小池晃参院議員の質問(四月二十八日)に対し、文部科学省は国立大学病院の状況を明らかにしました。
それによると、二〇〇三年度の新卒採用者は四百七十三人。「一年未満」の退職は百五十七人、「三年未満」は四百十七人です。いずれも増加傾向にあるうえ、「一年未満」の場合は二年で(二〇〇一年度は七十四人)倍加しています。
日本看護協会の調査(二〇〇三年)でも新卒看護職員の離職は、ほぼ十二人に一人にのぼります。
要因として、職場の多忙さに加え、新人看護師の専門的な知識や技術の不足などが指摘され、新規採用者への研修や看護学校での教育の見直しも課題となっています。
(4月29日付「しんぶん赤旗」記事を訂正しました)
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