以上の議論を踏まえて大臣にお聞きをしたいと思うんですが、介護施設で大変な負担増になっている実態があります。
私は、ファクスをいただきまして、ちょっと紹介したいんですけれども、十月一日に、改悪介護保険のスタートする日の未明、老健センターに入所していた近所の人が、料金が高くなるため、利用料が高くなるため、二日前に退所をし自宅に帰ってきていましたが、病気が治らないことを苦にして、奥さんに気付かれずに、不自由な体を何とか自由が利く片手を使ってずりながら脱出し、すぐ近くの川へ投身自殺をするということがありました。こんな悲劇が起きなければいいがと心配していたところですが、まさか近所で起こるとは思ってもみませんでしたと。
正に介護保険の改悪で、居住費の徴収、それを心配して自分ではいずりながら投身自殺すると、こういうことが起こったというんですね。私、本当これ見てショック受けました。
これは、是非議員の皆さんにもお聞きをいただきたいんですが、ここで決めた法律でそういうことが起こっているんですよ、現実、実態としてね。私は、今度のこういうやり方で、正にそれが更に広がる。しかも、これが医療という命にかかわる問題にこの居住費という負担がのし掛かってくる。私は、本当にこれでは金の切れ目が命の切れ目ということになりかねないというふうに思いますし、療養病床における食費、居住費の負担増というのは、これは断じて許されない、撤回するべきだというふうに思いますが、大臣いかがですか。