それぞれに申し上げなきゃいけないと思いますけれども、まず母子家庭について申し上げますと、平成十五年度で約百二十三万世帯と、五年前の調査から二十七万世帯増加しております。また、その生活を取り巻く状況も、平均年間収入、常用雇用割合、先ほども議論になりました、が平成十年度の調査より減少するなど、改善も見られませんし、依然として厳しい状況にあるというふうには認識をいたしております。
それから、障害のある方々のことでございますけれども、こちらの方は、所得の状況でありますとか生活の状況はいろいろと多様であると認識をいたしております。
それから、原爆被爆者につきましては、被爆後六十年がたっておりますからその高齢化が進んでおると、こういうふうに私どもは認識をいたしております。
こうした中で、児童扶養手当等の手当について、平成十七年度においても本来の手当額よりも一・七%かさ上げされた状態にありますから、これらの手当受給者の生活について引き続いて配慮をしておるということでございます。しかも、この一・七%の解消を一度に行うわけじゃありませんで、物価の上昇局面においてのみ解消していくわけでございますから、手当受給者の生活に配慮した形であると認識をいたしておるところでございます。すなわち、一・七%かさ上げされておるんだというのを是非御理解をいただきたいということを述べたところであります。