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2004年3月9日(火)159 通常国会
小池議員
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九日の参院予算委員会で日本共産党の小池晃政策委員長は、政府が四千億円を投じて処分を決めた全国十三カ所のグリーンピア(大規模年金保養基地)のうち、歴代厚相の地元に七カ所も建設されていることを指摘しました。
建設計画が打ち出されてから歴代厚相の地元につくられてきたグリーンピアは土佐横浪(高知)、二本松(福島)、大沼(北海道)、南紀(和歌山)、津南(新潟)、南阿蘇(熊本)、安浦(広島)の七カ所。このほかにも衆院選に立候補した厚生省年金局長(落選)の地元、宮城・岩沼にも建設されています。この実態を示した小池氏は「偶然にしてはできすぎている。処分したからといってすむ話ではなく、責任を徹底究明する必要がある。国民は納得しない」と追及しました。
小泉純一郎首相は「国民一般からみて釈然としない問題だ」と認めながら、「(計画を)進めれば負担が増え、撤退すれば損をする。早く民間や地方自治体に任せるか売り払う方がいい」とのべ、責任逃れの答弁に終始しました。
小池氏は、「首相は盛んに『民間』というが、民間企業なら株主代表訴訟で訴えられる損失を出している。ところが年金では官僚も政治家もだれも責任をとらず、謝罪もしない」と批判し、グリーンピア建設地決定にあたって疑惑の持たれる田中正巳元厚相と、親族会社が工事を請け負った増岡博之元厚相の参考人招致を要求しました。
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