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2002年7月12日(金)「しんぶん赤旗」HPより転載宮路厚労副大臣 医学部入学口利き
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宮路副大臣は、医療改悪法案の提出に責任を負う厚生担当の副大臣です。
小池議員は宮路事務所が作成したメモを明らかにしました。これによると、医療法人理事長の妻が今年一月末、宮路事務所に「息子の帝京大入学試験が近づいて参りましたが、ご挨拶に伺った方がよろしいでしょうか」などと電話。これを受けて宮路事務所が帝京大学の冲永荘一総長に連絡。総長から「受験番号を至急ご連絡下さい」と要請があり、宮路事務所は理事長の妻に照会したうえ、入試(二月四日、五日)前の一月三十一日に受験番号を冲永総長に回答しました。この受験生は医学部に入学しています。
宮路副大臣は、問題のメモは秘書が書いたものであることや、依頼してきたのは後援会幹部の娘であること、冲永総長とは大学の先輩後輩で二十年前からよく知っていることなどを明らかにし、大筋で事実を認めました。冲永総長に自分が電話したかどうかについては「秘書だと思う」などとのべ、あいまいな答弁に終始しました。
小池議員は、北山崇史政策秘書が「赤旗」の取材にも、「帝京大学の話は副大臣にしか分からない。私は報告しているだけだ」とのべていることを紹介。さらに、依頼してきた医療法人は、宮路氏の資金管理団体と宮路氏が支部長の自民党支部に一九九六〜二〇〇〇年で百数十万円の献金をしていることを指摘しました。
小池議員は、「入試前に受験番号を伝えるということは、特別の配慮を求めていることではないか。これが不正でなく何が不正か」と厳しくただしました。宮路副大臣は「『事前に受験番号を教えてください』『連絡しましょう』ということは、往々にしてあること。別段とやかくいうようなことはない」と開き直り、小池議員は「構図ははっきりしている。言い逃れできない」と批判しました。
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