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危険性認識していた/薬害ヤコブ病
小池議員に厚労省/参院委

 小池晃参院議員は六日、厚生労働委員会で薬害ヤコブ病問題について質問。ヒト成長ホルモン(遺体の脳組織からつくる下垂体製剤)によるヤコブ病発症が報告された一九八五年の時点で、ヒト乾燥硬膜の危険性が検討できたことを指摘しました。これにたいし宮島彰医薬局長は「脳組織がヤコブ病の感染媒体となることは当時の動物実験から判断できた」と認め、ヒト成長ホルモンのヤコブ病感染の危険性を認識していたと答えました。

 小池氏は、アメリカでヒト成長ホルモンの投与を受けていた患者三人が一九八四年十一月から翌年四月にかけて次々に死亡、一人はヤコブ病と診断され、残り二人も疑いが持たれた事例を報じた八五年五月の報道記事を紹介。同年四月に、当時の厚生省がこの問題で緊急に開いた検討会について、「下垂体製剤でヤコブ病に感染するならば、硬膜による感染についても当然、検討を行ったか」とただしました。

 宮島氏は、硬膜については当時、ヤコブ病の感染を示唆する症例はまだなかったほか、「硬膜自体は脳組織でない」と述べ、ヒト乾燥硬膜について検討されなかったことを明らかにしました。

 小池氏は七四年に角膜による感染症例が報告されていることなどをあげ、「ヒト組織ならば、あらゆる部分が感染の危険性を排除されていなかった」と指摘しました

>>>議事録
(2001年12月13日 しんぶん赤旗より)


 

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