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2002年12月6日(金)「しんぶん赤旗」より転載横にもなれぬ娘の苦しみ遺族会見「パパごめんね。ミー子がんばる」。製薬会社・アストラゼネカ社の抗がん剤イレッサの投与で肺障害を起こして死亡した女性の父親が五日、東京都内で会見。二女の最期の言葉を紹介して「苦しいよ苦しいよと泣きながら、横になることもできずに座ったまま亡くなった。無念です」と被害の深刻さを訴えました。 会見したのは二女の三津子さん=当時(31)を亡くした、さいたま市の自営業・近澤昭雄さん(59)。三津子さんは昨年九月、原発性肺がんと診断され、入退院を繰り返していました。 昭雄さんがインターネットでイレッサのことを知り、主治医と相談のうえ自宅療養中の今年八月二十五日から十月二日までイレッサを服用。肺炎の疑いで同日入院、急速に病状は悪化し二週間後の十七日に間質性肺炎で死亡しました。 「娘の亡くなり方があまりにもかわいそうでした。新薬はいっぱい出てくると思うが慎重に使ってほしい」と近澤さん。「イレッサについての情報を見なかったら . .. 」との思いでアストラゼネカ社に電話しました。 しかし、同社の対応は「死亡率は 0.2 %から 0.5 %で問題にならない数値」という態度でした。 「せめて製薬会社は、『ごめんなさい』といってほしい。これでは(娘は)人柱になったという思いになり記者会見することにした」 > 医薬品機構法案について |
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