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医療大改悪
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アピールは、小泉内閣が国会に提出した医療改悪法案について、(1)高齢者、重症患者への情け容赦ない負担増、療養病床削減による病院からの追い出し、保険料引き上げ(2)公的保険がきく範囲を切り縮めて、保険がきかない部分を大幅に拡大し、公的医療制度、国民皆保険の解体に道を開く―という二つの角度から、その問題点を明らかにしています。
また、医療制度の改革、改善のために、(1)窓口負担の引き上げに反対し、引き下げを求める(2)保険診療が可能な医療を狭めるのではなく、充実させる(3)削減されてきた国庫負担を計画的に元に戻す―という三つの提案をしています。
志位氏は、法案で、保険のきく医療と保険外診療を併用する「混合診療」の拡大の方向が明記されたことについて、「高度な技術・薬は保険外の医療でということになれば、お金のあるなしが医療の格差、命の格差に直結することになる。弱肉強食の『構造改革』路線を医療の分野に持ちこむものだ」とのべました。その背景には医療分野を新しいもうけ口にしようという日米財界の要求があることを指摘しました。
志位氏は、アピールを医療団体、患者団体、労働組合、市民団体や個人に届け、広く対話、懇談をおこない、「医療改悪反対の一点での国民的共同を広げていきたい」と決意をのべました。
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