命を守りたい 私の原点
テレビの討論番組に、党を代表して出演することがあります。テレビ討論は本当に難しく、いまも試行錯誤の連続です。
テレビの向こうで見ている人は、圧倒的に共産党には普段接したことのない人たちです。党の演説会であれば、共産党のことをある程度理解してくださる方が聞いているわけですが、共産党の話を聞こうと思ってもいない人たちに、どうやって耳を傾けてもらうか。かなり工夫がいると同時に、正確にきちんと党の政策を語らなければなりません。
共産党の話も、なかなかいいじゃないかと思っていただけるように、もっともっと努力していきたいと思っています。
子どもを保育園におくる小池さん
「かっこいい」
2004年の参院選の直前に生まれた長男は、ことし4月で小学4年生になりました。子どもがどんどん成長していく姿を見るのは、本当に喜びです。体も大きくなるし、話すことも大人びていくし。
子どもが保育園に通っていたころ、保育士さんから「お父さん、お母さんの仕事はなんなの」と聞かれて、「ママはお仕事する人、パパはお話しする人」と答えていました。テレビ討論で話をするような姿ばかり見ているからかなとか、ときどき街頭演説に連れて行ったりしているからかなと思って。「お仕事する人」のママより、ちょっと軽く見られているんじゃないかなと思ったこともありますけど。(笑い)
この前、小学3年生の3学期が終わってプリントを整理していたら、子どもが将来なりたい仕事を書いているのを見つけました。なんて書いているかなと思ったら、一つは「プロ野球選手」。もう一つは「国会議員」。
いま、少年野球をやっているので「プロ野球選手」はわかるんですが、「国会議員」になりたい理由は、「お父さんが国会議員に入っているので、かっこいいと思ったから自分もなりたいと思った」と書いていて。いま私は、国会議員には「入って」いないんだけど(笑い)。でも、僕の姿を子どもなりにこんなふうに見ていてくれたんだと思って、ちょっとうれしかったですね。
心からの怒り
家族には、いろんな苦労もさせていると思うんです。町にはポスターが貼られ、テレビにも出るので、子どもたちの集まりに行くと「小池あきらだ!」とか、子どもたちは言うし。そんななかで暮らしているから、子どもなりにプレッシャーもあるのかなと思います。これからも成長していく姿を楽しみに、きちんと見守り、ともに成長していきたい。
自分に子どもが生まれ育っていくと、子どもの大切さ、命の大切さを本当にこれまで以上に強く思うようになりました。いまも世界で、いろんなところで子どもたちが戦争で命を奪われるというニュースを見ると、胸が締め付けられるような心からの怒りを感じます。
戦争に反対し、命を守りたい。私の原点です。これからも、子どもたち、そしてすべての国民の命を守るために全力でがんばりたいと思います。
(おわり)
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