小池晃の「日本をこうする!」
「アベノミクス」に対する経済提言

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「即時原発ゼロ」の実現を 日本共産党の提言

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2014年4月アーカイブ

「赤旗」4月16日付
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(写真)質問する小池晃議員=15日、参院厚労委

速記録

 正社員との均等待遇を雇用者に義務付けるパートタイム労働者の対象をわずかに広げることなどを盛り込んだパートタイム労働法改定案が15日の参院厚生労働委員会で採決、全会一致で可決しました。日本共産党の小池晃議員は改定案に賛成したうえで、均等待遇の拡大を求めました。

 小池氏は、均等待遇の対象となるパート労働者について、改定案が有期雇用にまで対象を拡大した一方で、異動や転勤の有無まで正社員と同一であることを求める「人材活用の仕組み」の比較を要件に残したことを批判。厚労省の調査でも、一般労働者と比べて「責任の重さ」「人事異動の有無や範囲」の両方が同じパート労働者は全体の4・7%だけだと指摘しました。

 小池氏は、改定案の課題について▽雇用の全期間で異動などが正社員と同じでないと対象外▽働き始めた段階で異動などが同じと判断できるパート労働者はごく少数である―ことを示し、「『人材活用の仕組み』を要件から外さないと、均等待遇を広げていくことにならない」と主張しました。

 また、改定案が待遇の違いを「不合理」とする判断基準を示していないことについて、厚労省の石井淳子雇用均等・児童家庭局長は「(基準は)裁判や労働審判、個別労働関係紛争解決援助、学説の確定などで対応する」と答弁。小池氏は「パート労働者に裁判で争えというのは無責任だ」と批判しました。同日の委員会では次世代育成法改定案も全会一致で可決しました。

「赤旗」4月11日付

速記録

 日本共産党の小池晃議員は10日の参院厚生労働委員会で、何時間働いても残業代が同じになる「固定残業代制」を取り上げ、「ブラック企業が悪用して正当な残業代を支払わない手口が広がっている。長時間労働や過労死の温床だ」と指摘して実態調査や規制を求めました。

 固定残業代制をめぐっては、長時間労働の強要や、募集の際に定額の残業代込みの月給でまともに見せかけ、実際の基本給は最低賃金並みなどという悪質な事例が横行しています。

 小池氏の質問に対し厚労省・中野雅之労働基準局長は、固定分を超えて働いた差額の残業代を事業者が払わない場合や、労使協定で延長した残業時間を超えて働かせた場合は、労働基準法違反になると答えました。

 小池氏は、消防車両製造の田井自動車(札幌市)が大半の労働者に過労死基準を上回る月100時間超の残業を強いながら、固定分以外は払っていないケースを紹介。実際の雇用契約書、給与明細を示し「契約書に残業代込みと示していないが、給与19万円のうち6万3千円が固定残業代」と告発しました。

 田村憲久厚労相は、「残業代分を書面で明記しないこと自体がダメだ。(労使協定を結ばず)月45時間以上の残業、休日労働を課す恐れのある企業にはしっかり対応していく」と答えました。

 小池氏は、固定残業代制は▽見かけ上の高賃金で労働者を誘引▽もとの賃金を低くして残業代を切り下げ、残業時間を増加させる―問題もあると指摘し、実態調査や労働基準監督署での重点的な指導を求めました。

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「赤旗」4月11日付
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(写真)質問する小池晃議員=8日、参院厚労委

 日本共産党の小池晃議員は8日、参院厚生労働委員会で、原発事故収束作業など放射能による被ばくの恐れがある労働者に手帳を交付し、健康管理に国が責任を持つべきだと主張しました。

 厚労省は、原発事故の緊急作業従事者のうち747人だけに長期健康管理のための手帳を交付し、それ以外は事業主の管理責任としています。小池氏は、日本医師会が収束作業の全労働者と除染作業者などに手帳を交付し、国が健康診断を保障する制度を提言していると紹介し、その実施を要求しました。

 小池氏は、原発事故の緊急作業従事者約2万人に対する検診実施率が6割から7割と低いのは、「検査実施が事業主任せ」だからだと指摘。事故後の緊急作業従事者全員のがん検診を国の責任で行うよう求めました。

 田村憲久厚労相は「一般の原発作業員は法令にのっとって、事業主に対応していただく」と答弁。小池氏は、原発事故と収束作業という「異常な環境の中で命がけで仕事をしている方たちに、国が責任を持って生涯の健康管理をやるべきだ」と批判しました。

 小池氏は、福島第1原発の労働者を苦しめる、偽装請負や危険手当ピンハネなどの横行を示し、これまでのような下請け業者を介した調査でなく、直接行政が労働者の訴えを聞き取る実態調査の実施を主張しました。

「赤旗」4月9日付
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(写真)小池晃議員=8日、参院厚労委

 日本共産党の小池晃議員は8日の参院厚生労働委員会で、日本共産党が提出している「ブラック企業規制法案」に盛り込んだ、残業上限360時間の法制化やサービス残業代の"倍返し"などを実施するように迫りました。田村憲久厚労相は「参考にしたい」と応じました。

 小池氏は質問で、メンタルヘルス対策に正面から取り組むには、規制法案で求めている▽1年間の総残業時間を360時間に制限▽サービス残業が発覚したら残業代を2倍にする▽パワハラ行為をした企業に対し指導や勧告をおこない、従わない企業名を公表―などの法制化を含めて実施することが必要だと訴えました。

 田村厚労相は残業代の未払いや労働時間の監督に努めることが必要だと応じ、「そういうご意見があることは参考にしたい」と答弁しました。

 小池氏は「(労使協定で)過労死ラインを超える労働時間で働かせている。歯止めが必要だ」と述べ、法制化を重ねて求めました。

「赤旗」4月2日付け
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(写真)質問する小池晃議員=1日、参院厚労委

 日本共産党の小池晃議員は1日、参院厚生労働委員会で、子宮頸(けい)がんワクチンについて、副作用の深刻さを重く受け止め、疫学調査など徹底した検証を行う必要があると強調し、「(国の)積極的勧奨は当面再開すべきではない」と求めました。

 現在、子宮頸がんワクチンは健康被害を理由に「積極的勧奨」が中止されています。厚労省の佐藤敏信健康局長は「現在も定期接種の対象。(希望者は)公費負担による接種は可能で、接種による健康被害は救済給付の対象となる」と答えました。

 小池氏は、日本共産党が同ワクチンの公費負担を求めてきたことに触れて「子宮頸がんの予防は引き続き重要だ」と述べた上で、「他のワクチンに比べて副作用の頻度が高いことも重視すべきだ」と指摘。ワクチン接種開始後の検証体制の確立や、ワクチンの副作用や効果について十分な理解を得て進めることなどを提起しました。

「赤旗」4月2日付け

【速記録】

 日本共産党の小池晃議員は1日の参院厚生労働委員会で、新基準で却下された被爆者4人を原爆症と認めた大阪地裁判決(3月20日)を不服とし国が原告1人について控訴したことを批判し「高齢の原告にさらに苦しみを強いる、非人道的な控訴だ」と抗議しました。

 小池氏は、原告のうち残る3人については国も控訴できなかったことを示して司法と認定行政の乖離(かいり)は明らかだと指摘し、「認定基準の再改定と、認定行政の抜本的な改善」を要求。合わせて熊本地裁判決(3月28日)の控訴断念を求めました。

 田村憲久厚労相は「大阪は上級審の判断を受ける。熊本(の控訴の有無)はいろいろ勘案して判断する」と述べました。

「赤旗」4月4日付

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(写真)質問する小池晃議員=1日、参院厚労委

 日本共産党の小池晃議員は1日の参院厚生労働委員会で、政府の規制改革会議が狙う混合診療の事実上の全面解禁を行わないよう求めました。

 規制改革会議は3月27日、厚労省に対し「選択療養制度」を提案しました。患者が書面で承諾すれば健康保険が適用されない診療を「選択療養」とし、保険診療と併用できるように規制緩和するものです。

 小池氏は「選択療養」の問題点として▽根拠のない保険外診療が広がり、患者の健康が危険にさらされる▽新薬などの保険適用の妨げになる―などを列挙。安全性と有効性を確認し効果あるものは保険適用するべきだとしたうえで、保険外診療を一定のルールのもとで認める現行制度の枠組みをなぜ壊すのかと追及しました。

 内閣府の滝本純生規制改革推進室長は「(新しい治療法を)明日使いたい患者さんは待っていられない」と主張しました。小池氏は「明日使うものの安全性をどうやってチェックするのか。できないからルールをつくっている」と批判しました。

 また小池氏は、選択療養制度をつくれば有効な新薬などもそちらに流れて保険適用が遅れるとし、「結局、高額な新薬を自費で購入できる人しか使えない。患者負担を心配するなら、安全を確認して保険適用することの迅速化に力を尽くすべきだ」と述べました。

 田村憲久厚労相は「保険適用を目指すのが大前提。規制改革会議と話し合って、いい制度をつくりたい」としました。

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