「捨」の政治 変える
TBS系番組で小池議員
日本共産党の小池晃政策委員長は十三日、TBS系番組「みのもんたのサタデーずばッと」に出演し、消費税増税問題などについて各党議員と討論しました。
今年の世相をあらわす漢字を聞かれた小池氏は「捨」という漢字を書き、「高齢者はうば捨て、若者は使い捨て、地方は切り捨て、政権は投げ捨て。こういう政治を、来年こそ変えなければいけない」と述べました。司会の、みのもんた氏も「たしかに。そう言われてもしょうがない感じがある」と応じました。
麻生首相が十二日の会見で三年後の消費税増税を改めて明言したことが議論になりました。小池氏は、十一月一日の同番組で首相の消費税増税発言が議論になった時、公明党の山口那津男政調会長が「(首相は)三年後に増税などといっていない」と否定に躍起となっていたことを指摘。「昨日の首相の話を聞くと、やっぱり三年後には(消費税増税を)やるということではないか」とただすと、山口氏は「首相の強い意気込み、意欲を示しているものだ」としどろもどろに回答。小池氏は「増税を宣言するのは、景気を冷え込ませるだけ。景気対策といいながら、逆行している」と批判しました。
また、麻生内閣の支持率急落で、与党内では勉強会などが次々と立ち上がり「首相離れ」が進んでいることが議論になりました。与党議員は「いい勉強会」「小さなこと」などと述べ、政界再編の動きとは関係ないと弁明しました。
小池氏は「『純粋』な勉強会といえばいうほど、『不純』に見える。麻生政権に求心力がなく、(与党議員も)勝手なことを言い始めている。末期症状の現れだ」と指摘。「政党の中でどうくっつくか、わかれるかと内向きの議論になっていくのはおかしい。国民に信を問うという憲政の道を進むべきであって、今の動きは国民不在だ。これではますます政治不信をあおる」と批判しました。
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