「後期医療」麻生発言あいまい
国会で説明せよ
民放で小池議員
日本共産党の小池晃政策委員長は二十三日放送のTBS系番組「みのもんたの朝ズバッ!」に出演し、自民党総裁選の結果や今後の国会審議について各党議員と討論しました。
みの氏は「すぐに解散すべきか、じっくり国会審議すべきか」街頭アンケートをおこなったところ、「国会審議をすべきだ」と答えた人が圧倒的に多かったと紹介しました。
小池氏は、「総裁選は自民党の中だけの議論で、違いもまったくなかった。お祭り騒ぎにしようとねらったのだろうが、国民は冷めている」と指摘し、「いま必要なのは国会の場で徹底的に議論することだ。その上で国民にこそ信を問うべきだ」と強調しました。
特に、麻生太郎新総裁の後期高齢者医療制度「見直し」表明に触れ、「『見直す』と言い出したけれど、昨日の麻生さんの記者会見での発言を聞くとどうも違う。ただ単に説明をもっとしなければいけないという言い方に変わってきている。あいまいなまま選挙に持ちこもうとしている」と指摘し、この問題でも国会での説明と議論を求めました。
また、民主党の松原仁衆院議員が「官僚依存症からの脱却」を訴えたのに対し、小池氏は「官僚依存」も問題だが「大企業・財界依存」が深刻だと指摘。「日本の銀行はアメリカの証券会社に巨額のお金を出すと言いはじめた。その銀行は法人税を全然払っていない。こういうしくみをそのままにしていいのか」と述べ、あまりにひどい大企業中心政治をただすことを強調しました。
二十四日召集の国会審議について小池氏は、「一定の議論をしたら結論を出すのは当然だが、(与党のように)最初から『予算委員会は何日間』という条件をのめという態度はまちがいだ」と批判しました。
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