政治の根っこ改めよ
TBS系番組で 小池政策委員長

　日本共産党の小池晃政策委員長は三十日、TBS系番組「みのもんたのサタデーずばッと」に出演し、政府・与党が発表した「緊急総合対策」に盛り込まれた定額減税や太田誠一農林水産相の事務所費問題について各党代表と討論しました。

　所得税・住民税から一定額を差し引く定額減税について、自民党の笹川尭総務会長は「財源のめどはない。時期や金額もこれから検討する」とのべ、公明党の高木陽介選対委員長は「公明党の支持者のためじゃなく、物価高対策だ」と語りました。

　小池氏は、「定額減税というが、財源や規模については全く示してない。必要なのは選挙目当ての一時的なばらまきではなく『構造改革』の名の下にやってきた政治を根っこから見直し、あらためることだ」と指摘しました。

　太田農水相の事務所費問題で笹川氏は「農水省全体に塩をまいてお清めをする必要がある」と無責任な発言。これに対して小池氏は、「塩をまくのは自民党にだ。今回が初めてではなく、何度も同じ疑惑が指摘されてきたのだから国民が納得できるような徹底的な説明が必要だ」とのべました。

　また、民主党を離党した参院議員らによる新党「改革クラブ」の結成、新党に参加予定だった民主党の姫井由美子参院議員が離党を撤回して不参加を表明するなど一連の騒動について、小池氏は、「民意がものすごく軽く扱われている。投票した人の思いはどうなるのか。（党を）勝手に出たり入ったり、国民の政治不信をあおることになる。五人ならばもらえる政党助成金がここでも影響している。政党助成金は廃止して国民の暮らしにあてるべきだ」と批判しました。