与党案は目くらまし
ラジオで小池氏
日本共産党の小池晃政策委員長は三日夜のFMラジオ局J―WAVEの「JAM THE WORLD」に出演し、後期高齢者医療制度の与党見直し案について、「中途半端なばんそうこうではダメ。高齢者差別の制度は廃止するしかない」と批判しました。
小池氏は、与党案では二年間の暫定措置しか示されていない点について、「そもそも後期高齢者医療制度は二年ごとに保険料が自動的に上がっていく仕組みなので、二年間の暫定措置が終われば大幅な値上げになる。総選挙が終わるまでのめくらましのようなものだ」と指摘しました。
さらに、「与党案では年金が月六万六千円以下の人が減免の対象になるというが、同居する家族に月十万円程度の収入があるだけで減免の対象からはずされる。これでは本当に苦しんでいる人が救われない」と批判しました。
野党四党の廃止法案について、「(後期高齢者医療制度に)これだけ国民の怨嗟(えんさ)の声が広がっている中で与党も簡単には反対できないはずだ」と述べ、国民の世論と運動で必ず成立させる決意を語りました。
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