後期高齢者医療制度
保険証取り上げひどい
民放番組 小池議員が批判
日本共産党の小池晃政策委員長は十九日放映の、民放番組「ビートたけしのTVタックル」に出演。他党議員らと議論しました。
後期高齢者医療制度をめぐり、保険料を払えない高齢者からの保険証取り上げ制度導入が問題になりました。見直しを迫るコメンテーターの大竹まこと氏に、自民党の衛藤晟一氏は「見直さない」と明言。「悪質なケースだけだ」などとのべました。
小池氏は「年金が月一万五千円以上の人は有無をいわさず天引きだ。保険証の取り上げはそれ以下の人たち。『悪質』というが、とても保険料を払えないような人だ」と告発。自民党議員はまともに答えることができませんでした。
「制度の哲学は間違っていない」という自民党議員に小池氏は「七十五歳で区切る哲学が間違い」と指摘。司会のビートたけし氏は「七十五歳で区切るなら、七十五歳からはタダというのが普通だ」とのべました。
道路特定財源問題で番組は、「必要な道路はつくる」などと話す自民党議員の様子をビデオで紹介。一般財源化しても道路に予算をかけ続ける動きに、たけし氏らは「悪代官みたい」「何も変わらないっていう話」とのべました。
「一般財源化は福田総理の国民への約束」「ひっくり返そうなんて人は一人もいない」という自民党議員に、小池氏が「いっぱいいるじゃないですか」というとスタジオ内には自民党議員への笑いが起きました。小池氏は「いままで毎回、約束をほごにしてきた。(道路整備の総額を決めた)道路中期計画も廃止していない」と指摘。大竹氏も「こんな変な話はない」と同意しました。
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