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高齢者にツケ回すな
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与党側は「子や孫に借金を先送りしていいのか」など、財政問題を理由に制度継続を主張しました。小池氏は「借金は高齢者がつくったのか。みな苦労して税金を納めてきた。政府の無駄遣いのつけを、命を盾にとって高齢者に突きつけるやり方は根本から間違っている」と批判しました。
小池氏は、厚生労働省の役人の「一分一秒でも長生きしてほしいという家族の感情から発生する医療費を抑制する必要がある」との文章を紹介。「この制度は憲法に定められた生存権、法の下の平等に反する」と告発しました。
与党側の「消費税も含めて財源や負担の仕方を話し合うべきだ」との発言に対しては、「消費税は介護疲れや生活苦にあえぐ弱い人たちを直撃する」と反対しました。
討論を通じて、与党側は「本当は高齢者や障害者などの弱者は負担ゼロが一番いい」(自民党・後藤田正純衆院議員)「七十五歳で切った非常に不合理な制度だ」(同・古川俊治参院議員)など、守勢に回りました。公明党の福島豊衆院議員が「社会保障予算の自然増抑制策には反対だ」と発言すると、野党側は「方針を撤回していないではないか」と反発。小池氏は「一番熱心に厚労省を支えているのは公明党だ」と指摘しました。
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