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日本共産党参議院議員・医師 小池晃 アーカイブ[〜2008]

テレビ出演イージス艦衝突
防衛相が真相究明妨害
「サンプロ」で小池氏 事前聴取を批判

2008年3月3日(月)「しんぶん赤旗」より転載

 日本共産党の小池晃政策委員長は二日のテレビ朝日系「サンデープロジェクト」に出演し、イージス艦衝突事故や与党が予算案の衆院採決を強行したことについて、各党代表と討論しました。

 イージス艦衝突事故での石破茂防衛相の責任について、小池氏は「大臣席できちっと答弁させ、真相究明することが大事だ」と強調しました。同時に、石破防衛相が“乗組員に接触することは捜査の厳正・公平を確保する観点からしていない”と述べていたのに実際は事前聴取していたことをあげ、「大臣自身が捜査に影響を与えると認めている事前聴取をしていた。大臣が真相究明を妨害している」と批判しました。自民党の世耕弘成参院議員は“石破大臣が真相究明する”と主張。これに対し小池氏は「大臣自身が真相究明の対象だ」と指摘しました。

 日本共産党を除く野党が欠席したまま来年度予算案を衆院本会議で採決したことについて、小池氏は「私たちは本会議に出席して反対討論もおこなった。国会というのは議論する場だから、そういう対応をした」と発言。その上で、「『道路中期計画』五十九兆円の新しい数字の内訳が、採決の四日前(二十五日)に示された。追及してようやく出てきた。その後、道路の集中審議を四時間やっただけ。それで採決するのはあまりにも無責任だ」と批判しました。

 世耕氏は「衆院では九十時間以上しっかりと審議をしている」などと正当化。小池氏は「トータルで何時間やったかは関係ない。中身が問題だ」と批判し、「結局、三月に参院でどんな議論があっても、二月二十九日までに衆院を通しておけば年度内に予算が成立するということだ。参院の自殺行為だ」と迫りました。

 予算案と歳入法案の徹底した審議を求める衆参両院議長あっせん(一月三十日)について議論になり、民主党の福山哲郎参院議員は「反故(ほご)だ」と主張。小池氏は「与党自身が、両院議長あっせんを踏みにじった」と指摘。「しかし、われわれの側から反故になっているというつもりはない。議長あっせんにもとづいて徹底した審議を参院でやるべきだ」と強調しました。

 世耕氏は「審議は徹底的にやる」と答えました。



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