交付税カット
地方壊す
「TVタックル」 小池議員が指摘
日本共産党の小池晃参院議員は、二十一日放映の民放番組「ビートたけしのTVタックル」に出演し、自民、民主両党の国会議員らとガソリン税の暫定税率撤廃などについて議論しました。
番組は、「高まる生活不安!ニッポン国民の悲鳴スペシャル」と銘打って、原油高騰や低年金、地方自治体の赤字などが、国民に生活不安を与えていることをとりあげました。
ガソリン税の暫定税率撤廃をめぐっては、「ガソリンを値下げしてほしい」というコメンテーターに対し、自民党の片山虎之助氏らが「暫定税率を撤廃したら地方は税収減になり、必要な道路整備もできなくなる」などと主張。小池氏は「道路のときだけ地方、地方というが、地方で大変なのは道路だけじゃない。地方を壊したのは地方交付税をどんどんカットしたことだ」と指摘しました。
年金の問題で、番組は、「病気したら終わり」という六十代の主婦や、年金だけでは生活できず生活保護を受けている男性の様子を紹介。「高齢者の貧困を救う新たな制度をつくれるのか」と問題を提起しました。
小池氏は「四十年間保険料をかけ続けても平均で四万円。女性では二、三万円しかもらえない」という低年金の問題を指摘しました。コメンテーターで俳優の大竹まこと氏は「月六万円じゃやっていけない。まず(生活の)現場に金を出せって」と、福祉予算を優先すべきだとの考えをのべました。
番組では、年金生活者などの低所得者と比べ生活保護受給者のほうが消費水準が高いとして、生活保護費の見直しを求める議論になりました。小池氏は「生活保護費は最低限ぎりぎりであって、それよりも年金が低いことが問題なんです」と主張しました。
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