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日本共産党参議院議員・医師 小池晃 アーカイブ[〜2008]

テレビ出演世論無視の新テロ法
TBS番組小池議員
民主“助け舟”も批判

2008年1月13日(日)「しんぶん赤旗」より転載

 日本共産党の小池晃政策委員長は、十二日のTBS系番組「サタデーずばッと」で、新テロ特措法や年金記録問題について各党出席者と討論しました。

 番組では、民主党の小沢一郎代表が新テロ特措法再議決の採決直前に退席して棄権したことが議論になりました。民主党の山井和則衆院議員は「(再議決への)抗議の意思を示した」などと弁明。小池氏は、「これだけ重要な法案の採決であり、国会議員としてこれ以上の大事な仕事はない。これに欠席するというのは、政党の党首としても責任が問われる」と指摘しました。

 そして、小池氏は、国民の多数が新テロ特措法に反対している世論を踏みにじって、与党が衆院での「再可決」を行ったことを批判するとともに、民主党が「恒久法」に道をひらく「対案」を提出したり、新テロ特措法を「憲法違反」と批判しながら、国会終盤で「継続審議」を提案して、自民党に「助け舟」まで出したことを指摘しました。

 これに対して、民主党の渡部恒三最高顧問は、「基本的な哲学からいうと、民主党は、共産党よりもむしろいま対立している自民党のほうに共通点がある」などとのべました。

年金問題での小池質問紹介

 番組では、昨年十二月二十五日の参院厚生労働委員会の小池氏の質問場面が映し出されました。東京の女性(72)が亡夫の遺族年金を申請しようと社会保険事務所を訪れたさいの職員の対応を問題にした質問です。

 女性が夫の四十年以上前の勤務先の社名の一部を思い出せないため、職員が「95%まで合っている。これがいわゆる『消えた年金』です。思い出したらまた来るように」と冷たい対応に終始したことをあらためるように小池氏が迫ったのでした。

 この質問のわずか二日後、社会保険事務所から女性に「お宅のご主人のものだと認定されました」と連絡がありました。

 「小池さん、よかったですよ。あの質問で社保庁のみなさん敏感になっているんじゃないか」と司会のみのもんた氏。

 小池氏は、「本当に初めて聞いたときは信じられなかった。国民を犯罪者扱いするのは許せない」と批判しました。

 自民党の山本一太参院議員が、「国民にも協力いただかないと」などと発言したため、小池氏は、「本人のいっていることはまず正しいという前提で対応しなければ、それこそ一人ひとり国会で取り上げないと、消えた年金は解決しない」と批判しました。

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