国民は納得できない
久間・額賀氏釈明
小池氏が批判 民放TV
日本共産党の小池晃政策委員長は十七日放映のTBS系「サタデーずばッと」に出演し、守屋武昌前防衛事務次官と軍需専門商社「山田洋行」元専務の宮崎元伸容疑者との宴席に、久間章生元防衛相や額賀福志郎財務相も同席したとされる問題などについてコメントしました。
番組では同席問題について久間氏らが「そういう記憶はない」などと釈明している様子を放映。小池氏は「都合が悪くなると『記憶がない』というのはロッキード事件のときからそうだ」と指摘しました。
小池氏はとくに額賀氏が「接待を受けて会食した記憶もないし、形跡もない」と話していることについて「(額賀氏は)最初は(同席を)まったく否定していたのに証人喚問が終わったら『記憶がない、形跡がない』という言い方に変えた。国民は絶対に納得できない」と厳しく指摘しました。
また、福田康夫首相が「そういう会合に出ることは、政治家としてよくあること」などと述べたことについて、小池氏は「あまりにも無責任だ」と批判しました。
小池氏は、日本の軍事費が約五兆円にのぼることを指摘し、「これは全部税金だ。いま庶民の暮らしはたいへんで灯油が上がったり、今度は消費税増税なんて話も出てきている。そういうなかで、お金の問題という点からみてもあまりにもずさんだ」と指摘。これには、司会のみのもんた氏も「へんな上乗せの防衛予算をぜんぶ削ってもらえればと思う」と同調しました。
また、番組では、福田首相が日米首脳会談で「新テロ特措法案の早期成立に全力を尽くす」と表明したとの報道を受けて、自民党の平沢勝栄衆院議員が、国会の会期を一月中旬まで再延長し、法案を衆院で再議決してでも必ず成立させるべきだとの考えを示しました。
小池氏は「大事なのは国民との関係だ。アメリカと約束したから延長して強行するなんて話は通用しない」と批判。「大利権疑惑まで出てきたのだから、(新テロ法案は)きっぱりあきらめるべきだ」と主張しました。
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