小沢氏主張の治安部隊参加
武力行使伴い違憲
TVで小池氏
日本共産党の小池晃政策委員長は七日、テレビ朝日系番組で、海上自衛隊のインド洋での米軍支援の継続に関連し、民主党の小沢一郎代表が武力行使を伴うアフガニスタン国際治安支援部隊(ISAF)への参加の実現を主張していることについて、反対の考えを表明しました。
小沢氏の議論は、インド洋での米軍支援は国連決議がなく憲法違反の集団的自衛権の行使にあたるが、ISAFは国連決議があるため憲法違反にならないというもの。小池氏は、「国連決議があれば海外での武力行使もいいというのは賛成できない。ISAFについては二〇〇五年あたりから性格も変わってきて、毎年二百人近く死者も出ている」と指摘しました。
小池氏はまた、「もちろん(米軍などへの)給油・給水などの補給活動も武力行使と一体であり、憲法に違反する」とのべました。
また自公連立政権合意をめぐり、公明党の高木陽介衆院議員が、基礎年金の国庫負担割合の二分の一への引き上げ(二・五兆円)について「財源をどこからもってくるか、消費税という案はある」などとのべたのに対し、小池氏は「ごまかしだ」と指摘。「公明党は国庫負担の引き上げは定率減税の廃止でやるといっていた。廃止で二兆八千億円の増税をしたのだから、(国庫負担の引き上げを)それでやらなければならないはずだ」と批判しました。
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