領収書の変造悪質
小池氏
首相の資金問題指摘
TBS系番組
日本共産党の小池晃政策委員長・参院議員は二十九日、TBS系番組「サタデーずばッと」に出席し、福田康夫首相の政治資金問題やインド洋で給油活動を行う海上自衛隊の派兵延長問題などで討論しました。
番組では、「しんぶん赤旗」日曜版がスクープし、反響を広げている福田首相の事務所による領収書変造問題が話題となりました。
小池氏は、領収書のコピーを示し、変造されたと思われる領収書の合計金額が選挙中も含めて一千万円を超えることを指摘。「政治資金規正法違反ではないという言い訳は通用しない」「福田さんの場合は、国税局元職員が代理人として(会計処理を)やっている。悪質だ」と批判しました。
司会の、みのもんた氏も領収書を身をのりだしてのぞきこみ、「政治資金規正法がザル法というのは本当だ。事務所の人間がやったといっても通用しない。あなた(福田首相)も同罪だ」とのべました。
十一月一日に期限切れとなるテロ特措法問題の討論では、石破茂防衛相が、国民の信頼を得るために、「(給油活動の)情報公開が必要だ」と発言したのに対し小池氏は、報復戦争はテロを拡散させただけと指摘した上で、テロ特措法に逸脱して海自がイラク戦争のために給油していた問題をとりあげました。
小池氏は、海自による米空母キティホークへの給油が、政府答弁の二十万ガロンでなく実際は八十万ガロンだったことを示し、「石破さんは(防衛庁長官当時)日本共産党議員の質問に二十万ガロンだから、一日分にしかならず、イラク戦争には使われていないと弁明した」「情報公開どころか隠し続け、国会で追及されて情報を出し、出した情報はウソだった。これで国民に信頼しろというのは無理だ」と批判しました。
石破防衛相は「情報を隠す、操作することがあれば、これ(給油活動)はもたないと(海自に)厳命している」と弁明しました。
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