来年6月→できるだけ早く
年金記録送付で与党
NHK討論の小池氏追及に
日本共産党の小池晃政策委員長は一日、NHK「日曜討論」で、一億人の年金受給者・加入者への記録送付について、与党のいう「来年六月から」ではなく、できるだけ速やかに実行すべきだと強く求めました。与党の出席者も、「できるだけ早く行う」と応じました。
自民党の茂木敏充筆頭副幹事長は番組内で、最初は「来年六月から(記録を)一億人に順次送付する」と述べていました。小池氏は「なぜ来年からなのか。政府は『気になる方はお問い合わせください』というチラシをまいているが、これではみんな電話しなければならない。いまあるデータを、突合(とつごう)する前の段階で送ればいいではないか」と追及しました。
茂木氏は、「二段階で優先順位をつけてやらなければならない。(「宙に浮いた」記録と基礎年金番号との)照合作業は来年五月までかかる」と発言しました。これに対し小池氏は、「(記録送付と突合は)同時並行でやるべきだ」「国民には知る権利がある。統合したあとでなく、真っ先にやるべきだ」と繰り返し主張しました。民主、社民両党も、記録の緊急送付を要求しました。
これを受け、公明党の福島豊政調会長代理が「年金への信頼を回復するために一人ひとりのデータを示すことは必要だ。できるだけ早くやってほしい」と発言。茂木氏も、「国民への通知をできるだけ早くしていきたい」と述べました。
■関連キーワード(「しんぶん赤旗」掲載)
|