消えた年金
臨時便で記録送付を
TBS系番組
小池政策委員長が主張
日本共産党の小池晃政策委員長は二十三日、TBS系「みのもんたのサタデーずばッと」に出演し、国会の会期延長や「消えた年金」問題について、各党の代表と討論しました。
番組の冒頭、安倍晋三首相が民放ラジオ番組の収録(二十二日)で「すべての法案、すべての国会審議において責任をとっているつもりだ」と述べたことが紹介されました。小池氏は「きちんと国民に対して説明し、納得のいく対策を早くとることが責任であって、今みたいにドタバタと、とにかく数の力で法案を通せば責任をとったというのは大変な勘違いだ」と指摘しました。
社保庁解体・民営化法案について、小池氏は「社保庁を解体して二年半後になくなってしまったら、『消えた年金』の問題にいったいだれが責任をもつのか。私は、この法案を成立させることでは解決にならず、むしろ責任逃れになると思う」と強調しました。
司会の、みのもんた氏の「責任をとるというのはどういうことか」という問いに、小池氏は「最後の一人まで必ず、払った保険料に見合う年金を出すということだ」と答えました。
公明党の高木陽介衆院議員が「批判するのは簡単だが、(野党には)どうするのかというのが具体的にない」と述べたのに対し、小池氏は、日本共産党が、政府がいま把握している年金納付記録をただちにすべての受給者・加入者に送るなどの緊急対策を提起していることを紹介。「政府は、『年金定期便』で送るというが、『臨時便』を出して知らせるべきだ」と述べ、「与野党が知恵を出して、解決する道を探らなければいけないと思う」と強調しました。
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