歴史認識
行動が大事
民放番組 日中関係で小池氏
日本共産党の小池晃政策委員長は十五日、フジテレビ系番組「報道2001」、テレビ朝日系番組「サンデープロジェクト」に出演し、日中関係の今後について各党の政策責任者らと討論しました。
「報道2001」では、司会が「中国の温家宝首相の来日で日中間の氷は溶けたのか」と質問。小池氏は、「出発点は築かれた。歴史問題についても、解決する方向性は示されたのではないか」と話し、温家宝首相が国会演説で「日本側が態度の表明と約束を実際の行動で示されることを心から希望している」と語ったのは、大事な指摘だとのべました。
自民党の中川昭一政調会長が「サンデープロジェクト」で、ガス田問題などをあげ、「氷はまだ冷たい」という認識を示したのに対し、小池氏は「氷が冷たい原因は、むしろ、(日本政府の)歴史認識、靖国問題、『従軍慰安婦』の問題にある」と指摘。日本政府が歴史問題でとっている公式の態度表明に反する言動を、首相らはしてはならないと強調しました。
中川氏が、「中国側のいうこと聞けというのか」などと横やりを入れたのに対し、小池氏は、「中国側のいうことではない。日本政府が河野談話、村山談話を出しながら、それと正反対の言動が出ていることが問われている」と批判しました。中川氏は、「侵略については私も謝罪しますよ」などと発言。小池氏は、「そうだとしたら、『従軍慰安婦』は強制ではなかったという発言は撤回すべきだ」と厳しく指摘しました。
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